2023年9月　定例会のご報告

心の休息・・・

9月、最近はだいぶん過ごしやすくなってきました。

スイーツのモンブランも食べれるようになってきたし、虫の声も聴こえるようになってきました。

そろそろ秋の気配を少しずつですが、感じることができるようになってきましたね・・・

愛する人が亡くなってしまった後、それまで専業主婦であったり、軽く在宅ワークをされていた方が、子ども達も大学生や社会人になって遠くに行ってしまってひとりぼっちになってしまった時、ずっと家の中で一人で過ごしていると、亡くなってしまった愛する人の事ばかり考えてしまってかえって辛くなるから・・・ということでいきなりフルタイムで働きだしてしまった場合・・・

そのお仕事やその職場の環境が自分に合っていて、毎日働くことが楽しいと感じることができるのであれば問題はないのですが・・・

そのお仕事や職場の環境が自分に合っていなかったり、意地悪な同僚などがいて、毎日が辛いとか楽しくないと感じるのであれば、私はそのお仕事を無理に続ける必要はないと思うのです。

生活がかかっているのであれば仕方がありませんが、それでももっと自分に合った職場を探して移ることはできると思うのです。

一旦自分が始めた仕事だから・・・と毎日嫌な思いをしているのに辞める勇気も持てずに、ただ惰性で続けているのであれば、それこそ自分で自分を苦しめているだけだと思うのです。

愛する人が生きていて側にいてくれているのなら、愚痴を聞いてくれたり励ましてくれたりしてくれますが・・・今はもうそれは不可能な事なのです。

また以前とは違って、愛する人を亡くしてしまった私達の心は深く傷ついてしまっているので、さらに繊細になっていて、ちょっとしたことでも傷つきやすくなってしまっています。

私達は人生最大の悲しみや苦しみを心に抱えているのに、さらに追い打ちをかけるように嫌な思いや辛い思いをして、自分で自分を苦しめることはして欲しくはありません。

今の私達の心は、硝子の様に繊細で何気ないちょっとした言葉でも心にぐさっと刺さって、痛い思いをしてしまうのです。

なので、今は心の休息の時間が必要なのだと思っています。

自分の心をゆっくりゆっくり癒していくための時間が必要なのです。

決して焦る必要はありません。

早く立ち直らなくては！このままではいけない！と思う必要もありません。